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国際連合はどのように国際の平和および安全を維持しようとしているのか

 

トピック

 

国際連合はどのように国際の平和および安全を維持しようとしているのか。

 

国際連合は1945年10月に国際憲章に基づき設立された国際機関である。ここでは国連の平和および安全の維持活動として平和構築について触れることとする。

 

国連が行う平和構造の代表例として2013年7月に国連安保理決議第210号によって設置された国連イラク支援活動、通称UNAMIがある。これは政治的対話や国民的和解、国境の安全、人道的支援、人権、貿易などを推進するため、イラク政府に助言をすることを決めたものである。UNAMIは紛争地の戦闘集団を分離させるのではなく、互いに共存し助け合うために国連が小規模の軍隊ないし軍事監視団を派遣して事態の平穏を図るのである。言い換えれば、国連という機関は世界の警察官であり、ある地域で治安の悪化が懸念されると、本部からの要請で軍が派遣され、紛争当事国との間でパワーオブバランスを形成する。

 

国際連合設立以前には国際連盟という国際機関があった。これは「失ったものは多く、得たことはなかった」第一次世界大戦のような莫大な人的被害を引き起こす大戦を二度と再現させないために設置された機関であったが、アメリカやドイツなどの大国が不参加であったり、総会は全会一致で決議する原則があったため、国家間の侵略や衝突に対し瞬時に対応を取ることができないなどの問題が多くみられた。その結果1939年に起こった第二次世界大戦を生んだのである。その後、二度の世界大戦と国際連盟の反省から設立されたのが国際連合なのである。

 

では今の国際連合国際連盟と比較し、洗練された機関かと問われれば、依然多くの改善点を抱えていると言えよう。例えば、国連は明確な侵略があった時に最もよく機能するのだが、内戦のようにその侵略が曖昧なものに対しては対応が遅れてしまう。ISISの紛争に対して国連の対応が遅れているのがその例である。現在はコンサバティブだと非難されている国際連合だが、今後は平和の実現に向けて更に中心的な役割を担っていただきたいものだ。

 

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