大学院試験対策 ②小論文
今回は小論文の対策について書いていきたいと思います。過去10年分の過去問を見たところ、農村開発、女性の教育問題、グローバル化、貿易、国連の政策など出題される問題は様々ですが、ある程度絞って対策することは不可能ではないように思いました。
私は本を読むことがかなり好きなので、大学に入学してから多分1000冊ほどは本を読んだと思います。その中で小論文で対策できそうな本を再度読み直しています。1冊ごとに要点をまとめ、重要なところを抜き出したり、1000字ほどで感想を書いたりしています。その中で個人的にオススメで役に立った本を紹介します。
- 作者: アビジット・V・バナジー,エステル・デュフロ,山形浩生
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2012/04/02
- メディア: 単行本
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貧困の経済学です。タイトル通り貧困を再度考えていこうという内容です。本来ならば分けて考えるべきことを同一視して考えていたり、先進国の人間が根本的に見誤っている貧困に対する真実を検証データを用いて論じています。
- 作者: 滝澤三郎,山田満,佐藤滋之,佐原彩子,橋本直子,堀江正伸,人見泰弘,山本剛,山本哲史
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2017/01/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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過去に大規模な難民の移動は世界中で見られました。そこで受け入れ国が経験した軋轢や社会変化をマクロ的視点からまとめられています。必読の1冊だと思います。
難民問題 - イスラム圏の動揺、EUの苦悩、日本の課題 (中公新書)
- 作者: 墓田桂
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: 新書
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好きです。
皆さんは移民と難民の違いをどう定義しますか?この本は移民を中心に書いてあります。院試レベルではこの1冊を十分に理解できれば移民の分野では事足りると思います。
19世紀以降の国際政治を俯瞰する上で必読の1冊だと思います。今日の中東問題の歴史的背景やアメリカが覇権を握って以降の100年の世界の動きが分かります。
国際政治分野で院試を受ける学生でこの本を使用している方は多いと思います。
この本についても特に説明はいらないと思います。
- 作者: ジョセフ・S.ナイジュニア,デイヴィッド・A.ウェルチ,田中明彦,村田晃嗣
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2017/04/24
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個人的に大好きな本です。一点不満があるとすれば、日本語訳が少し読みづらいという点でしょうか。
あと4月5月に読んだ本はこれらの本です。
それに加えて特に小論文対策が目的ではないですが
週刊ニューズウィーク日本版 「特集:コリア・リスク」〈2017年5月16日号〉 [雑誌]
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2017/05/09
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この3誌とwall street journalの購読をしています。
今後はどんどん小論文を書いて、その分野に精通した院の先輩や教授に目を通してもらおうと考えています。