Nextepisode’s blog

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高校の英語教員に英検準1級相当の能力は必須か

 

一時期高校の英語教員は英検準1級相当の英語力が必要である、といった議論が起こっていて、英語学習者や指導者間でこの話題について話し合ったことと思います。

 

私は全級飛ばしで1級を受けたのですが、準1級を受ける学生の英語を指導していたりすると、準1級であっても付け焼き刀で受かるような簡単な試験ではないことが分かります。

 

で、個人的な意見を言いますと、全ての高校の英語教員が準1級相当の英語力を持つ必要はないと感じます。

 

一つ目の理由として、ひとえに高校といっても高校によって学力の差があるからです。麻布や日比谷みたいな偏差値の高い進学校であれば、英語力の高い教員を置いておく必要はあります。塾に行かずしても難関大学を狙えるほどレベルの高い教員を置いているというのが彼らの売りだからです。しかし偏差値もさほど高くなく、卒業生の大半は就職するような高校で英語力の高い教員が必要かというとそのようには思えません。高卒で英語を使って仕事をする人はまあ滅多にいませんから。

 

二つ目の理由は、そもそも論で、英語力のある人間は教員にはならないからです。もちろん中にはいるとは思いますが、英語力の高い人間はそこらの民間企業に入る人が多いです。というのも中期的にみたとき、民間企業入った方が給料が良く、また、近頃は教員に対するネガティヴな印象が濃くなってきているので、一層優秀な学生が教職の世界へ入って来なくなるのではないでしょうか。

 

以上の理由から、偏差値の高い高校には英語力の高い教員を置くべきですが、全ての高校の英語教員が英検準1級相当の英語力が必要かと問われれば、そうではないと思います。

 

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