Nextepisode’s blog

院生(M1) 専門-開発経済/国際関係

研究計画書が書けない。。。。

 

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ここ最近、もう数ヶ月も同じことに頭を悩ませているのですが、研究計画書(英語でresearch proposalといいます)が書けません。6月も終盤に差し掛かり、大学院を志望する八割の人達はとっくに研究計画書を書き上げていることでしょう。どうして、この時期になってもまだ研究計画書が仕上がっていないのでしょうか。

 

原因は、自分の研究したい分野が定まっていないからです。私が博士課程前期、修士の二年間で調査したいことは、難民、児童労働、売春の3つもあり、この中から一つに絞らなくてはなりません。そこで、言語、距離、治安の3つの基準を定めて消去法で考えていこうと思いました。

 

言語。

 

4月に受けようと思っている大学院のゼミに参加しました。そこで博士課程3回生の学生(以後A氏と呼びます)の発表がありました。発表の内容はコンゴ中等教育への進学率を上げるための施策だったと思います。研究の過程でA氏はニつの困難に直面したそうです。一つ目は、言語です。A氏は質問調査を行ったみたいですがフランス語が話せなかったみたいです。現地で英語の話せる人は教養のある人たちなので、その層だけを対象にしても国の様相が見えません。

 

実は私も同じ経験をしています。去年の9月にインドネシアインターンをしたのですが、業務はほとんでインドネシア語でした。事前に一年間インドネシア語の勉強はしていたのですが、毎日のように言語の壁にぶつかってしまい、会議の内容を理解できなかったり、村に質問調査に行っても質問はインドネシア語でできるのですが、返ってくる返事を理解することができなかったなんてことも頻繁にありました。確かに通訳を雇うということもできるのですが、微妙にニュアンスが変わったり、通訳を雇うのにもお金が必要です。従って研究対象とする国は英語圏スペイン語圏でなければならないように思います。

 

A氏が直面した2つ目の困難は距離的なものでした。基本的に現地への渡航は自腹でいかなければならないので、研究の対象国が日本から離れていればそれだけ交通費がかかってしまいます。その交通費を稼ぐためにバイトの時間が増えたりするのであれば本末転倒です。結局A氏は二度の渡航しかできなかったみたいです。私としては、研究の対象とする国には年間2、3度ほど渡航をしたいと考えています。

 

そして3つ目の基準は治安です。例えば少年兵の研究をしたいとなった時、現在世界で少年兵がいる国は29カ国あるのですがどこも治安が安定しておらず命がけで現地調査に行くことになります。大学院側が危険地帯へ渡航する学生に許可を出すとは思えません。

 

私のケースに当てはめると、

難民は言語、距離、治安問題

児童労働は言語の問題

売春は言語、治安の問題

 

このように3つの基準を満たしている分野がないのです。

 

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博士課程の先輩に色々アドバイスをいただきました。