Nextepisode’s blog

院生(M1) 専門-開発経済/国際関係

院試の勉強はもうやらないことにした。

 

院試が近づいてきました。ですが、今後はもう院試に向けた勉強はしないことにします。

勉強に疲れたとか、勉強が面倒くさくなったとか、そんなんじゃないんです。ただ対策せずに受けてみたいなーと思ったのです。

 

受ける大学院の過去問を数ヶ年分一通り目を通し、いくつかの記述式の問題も解いてみました。問題が簡単だったとか、自信があるとか、そんなんじゃないんです。レビューを見て買い揃えた専門書がどうも役に立つとは思えないのです。

 

手元にある専門書は全て読んだのですが、面白みがなくて、得ることがほとんどありませんでした。専門書を批判しているわけではありません。ただ院試の過去問に目を通してみると、手元にある専門書で小難しく述べられている内容は、僕が受けようと思っている院試の対策として本当に役に立つのか疑問なのです。それよりももっと事例研究だとか、社会の問題を見つける問題発見能力とか、その問題を改善解決していくための策を考える思考力とか、もっとそっちを鍛えていくべきではないのかと思ったのです。

 

「あの人が受かったからこの方法で」とか「合格者が使っていたからこの本で」みたいな学習方法だと、仮に大学院に受かったとしてもそこで頭打ちになってしまうのが目に見えているんです。そういう勉強の仕方は、本当は高校生までで卒業しておくべきだったのに、大学4回生にもなってまだ懲りずにやろうとしていたのです。自分のアホさもここまでくると笑えないですよね。

 

今月に入り、すごい事業を立ち上げた方の自伝書や、偶然まわってきたFacebookのマーク ザッカーバーグハーバード大学での卒業式演説を動画で観ることがありました。

 

彼らの自伝書を読んだり、演説を観ていると、ある疑問を抱くようになりました。

 

経営学は本当に必要な学問か?ということです。

 

彼らの話を聞いていると、絵描きが絵を描く、文士が文章を書くように、「もうそうせずにはいられなかった」という情熱につき動かされて事業を始めたわけで、そこに冷静に市場の溝を見極めたり、投資収益率がどうだなんていう考え方はほとんど出てきません。

 

自分もなぜこの分野を学びたいのかと自問してみました。なぜ学びたいのか?それはこれまで学んできた学問の帰結ではなく、ただその分野で活躍したい、とりあえず足を踏み入れたい、そんな思いだけがあって出来るか出来ないかなんてぶっちゃけどうでもいいんです。かっこよく述べる理由なんて後付けでしかないのです。

 

話が少し逸脱しましたが私が何を言いたいのかというと「別に特別な対策をしなくとも自分がその分野に本当に興味があって、本当に問題意識があって、そんでもってアンテナを常に張っているのだとすれば、特別な対策なしで答案が書けるのではないだろうか」そう思ったのです。

 

ですので院試に向けての勉強はしない=勉強をしない、ではないです。普段通りになんら変わりなく勉強します。ただ院試を意識することはもうありません。仮に落ちたとしても、あ、落るべくして落ちたんだ、自分が進むべき進路ではなかったのかな?くらいに思えれたらそれはそれで前進だと思えるのではと。

 

背伸びせずに一日一日を大切に生きていきたいです。

 

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