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開発途上国の地域開発計画をODAのプロジェクトとして実施する場合に想定される問題は何か。

 

トピック

 

開発途上国の地域開発計画をODAのプロジェクトとして実施する場合に想定される問題は何か。なぜ持続性が大事なのか。

 

ODAとは政府開発援助の略であり、有償資金援助、無償資金援助、技術援助の3つからなるものである。日本は1954年のコロンボプランを機に開発途上国への経済協力を行うことになる。本稿では詳しいODAの紹介は別の機会に譲らせていただくこととし、トピックにある、ODAのプロジェクトとして実施する場合に想定されうる問題となぜ時速性が大事なのかということを簡潔に書いていきたい。

 

国際的なNGOにアクションエイドというグループがある。その団体がまとめたリアルアイドという報告書には、日本が開発途上国に対して行っているODAの問題点が挙げられている。

 

特に大きな問題は日本のODAは間接的であるということだ。途上国の基幹産業はいうまでもないが農業である。国のGDPの低さと農業従事率は概ね比例するのだが、日本が行うODAは技術支援を除けば、主にはインフラに回されている。インフラというのは道路や橋の建設で主に都市部で行われるのだが、本当に支援が必要な層は農村部にいる。彼らはODAの支援で建設された道路や橋を使う機会はないので、直接的にODAの恩恵を受けない。

 

なぜこのように本当に支援が必要な層に援助が行き渡らないのか?それは日本のODAの仕組みの問題である。日本が支援するODAは各国政府を介して行われるので、その資金の振り分けは相手国の政府が決定する。技術支援に至っても、受益者は行政官あるという点でどうしても間接的になってしまう。

 

以上のように本当に必要な層に支援が行き渡らないというのがODAを実施する上で一番の問題ではないだろうか?

 

また支援は永遠に行われるものではなく、遅かれ早かれ開発途上国は自らで国を経済的に独立させなければならない。ODAがなくなり技術支援が終わった際に、自分たちだけでは何もできないという状況に陥らないためには、今のうちから教育への投資や、短期的価値のあるもののみではなく、中長期で価値が出てくる分野への投資や技術支援はマストである

 

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